キャリアコンサルティング用語集


キャリアコンサルティングに関する用語集です。

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キャリア

「キャリア」とは、過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すものです。
職業生涯」や「職務経歴」などと訳されます。

出典:厚生労働省「キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント





キャリア・アンカー

キャリア・アンカー - Wikipedia

キャリア・アンカーとは、アメリカ合衆国組織心理学エドガー・シャインによって提唱された概念

ある人物が自らのキャリアを選択する際に、最も大切な(どうしても犠牲にしたくない)価値観欲求のこと、また、周囲が変化しても自己の内面で不動なもののことをいう。

分類[編集]

シャインは主なキャリア・アンカーを「管理能力」「技術的・機能的能力」「安全性」「創造性」「自律と独立」「奉仕・社会献身」「純粋な挑戦」「ワーク・ライフバランス」の8つに分類した。



キャリア・トランジション

ニコルソン(Nicholson, N.)は、キャリア・トランジションのプロセスは、「準備」→「遭遇」→「適応」のサイクルからなるとした。


シュロスバーグ(Schlossberg, N. K.)は、転機に対処するために、Situation(状況)、Self(自己)、Support(周囲の援助)、Sustain(持続)という「4つの資源」を吟味し、活用することが必要であるとした。


キャリア・パスポート

「キャリア・パスポート」例示資料等について:文部科学省 (mext.go.jp)

キャリア・パスポート」とは、児童生徒が、小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について、自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオのことである。


キャリアガイダンス

文部科学省では、キャリアガイダンスを「 児童・生徒・学生に対する進路指導 」と定義しています。

学校などにおけるキャリアガイダンスは、児童・生徒・学生が自身の適性に関する理解を深め自主的に進路を選択する能力を育てることを目的として実施されます。

 そのため、卒業後すぐに就職を希望しない学生や進路がすでに決まっている学生にとってもキャリアガイダンスを受けることは非常に有意義と考えられます。

資料2-2 職業指導(キャリアガイダンス)について(参考資料) (mext.go.jp)


キャリアコンサルタント

職業能力開発促進法第30条の3に規定するキャリアコンサルタント(キャリアコンサルタントの名称を用いて、キャリアコンサルティングを行うことを職業とする者)をいう。

出典:(参考2)https://www.mhlw.go.jp/content/11801500/000633237.pdf


キャリアコンサルタント」とは、キャリアコンサルティングを行う専門家で、企業、需給調整機関(ハローワーク等)、教育機関、若者自立支援機関など幅広い分野で活躍しています。

出典:厚生労働省「キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント


キャリアコンサルティング

職業能力開発促進法(第ニ条 定義)

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=344AC0000000064_20191214_501AC0000000037

5 この法律において「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいう。


職業能力開発促進法(昭和44年法律第64号)第2条第5項に規定するキャリアコンサルティング(労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと)をいう。

出典:(参考2)https://www.mhlw.go.jp/content/11801500/000633237.pdf



キャリアコンサルティングの活用・効果

キャリアコンサルティングの活用・効果

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188827.html

キャリアコンサルティングはこんな時に活用できます。

・企業で働いている方の例「今よりいい仕事をするためにスキルアップしたいが、何から始めたら効果的かわからない」 

・学生の例「就職活動をしているが、自分がどんな仕事に向いているのかわからない」「就職面接でうまく自己アピールできない」

 ・仕事を探している方の例「次の就職に向けて資格などを取得したいが、どのように選んだらいいかわからない」 

 

 キャリアコンサルティングを通じて、自分の適性や能力、関心などに気づき、自己理解を深めるとともに、社会や企業内にある仕事について理解することにより、その中から自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることが期待できます。組織内では、必ずしも自身の希望が叶うわけではありませんが、自身の潜在的なキャリアのニーズに気づき、仕事や能力開発の機会などを通して視野を広げ、自身のキャリア形成を考えていくことが大切です。

  キャリアコンサルティングを通じて自身のキャリアプランを明確にし、そのために必要な知識・資格の習得や仕事の選択を行うなど、自身が希望するキャリアの道筋を実現していくための有力な手段の一つとして、キャリアコンサルティングを活用することができます。


キャリアコンサルティングキャリアに関する相談)の効果
○自らのキャリアについて相談した労働者の約9割が、相談(キャリアコンサルティング)が役に立ったとしている。
○役立った内容としては、「仕事に対する意識が高まった」とする人の割合が多いほか、正社員では「自分の目指すべきキャリアが明確になった」、「自己啓発を行うきっかけになった」といった内容が、正社員以外では「現在の会社で働き続ける意欲が湧いた」等があげられている。



キャリアの転機

キャリアトランジッション:キャリア・人生の転機のこと。

就職・転職など、職業に関する転機だけでなく、転居・病気・離別など人生における大きな出来事も含まれる。

転機には、
  • 予測していた転機
  • 予測していなかった転機
  • 期待していたものが起こらなかった転機
の3つがある。

キャリア形成

(Career Development:キャリア開発、キャリア形成)

出典:Wikipedia

キャリア形成キャリアけいせい)とは、ある人が仕事を通じて職業能力を習得する活動である。


出典:厚生労働省「キャリア形成を支援する労働市場政策研修会報告書

(1)「キャリア」「キャリア形成」の意味

 「キャリア」とは、一般に「経歴」、「経験」、「発展」さらには、「関連した職務の連鎖」等と表現され、時間的持続性ないし継続性を持った概念として捉えられる。
 「職業能力」との関連で考えると、「職業能力」は「キャリア」を積んだ結果として蓄積されたものであるのに対し、「キャリア」は職業経験を通して、「職業能力」を蓄積していく過程の概念であるとも言える。
 キャリア形成」とは、このような「キャリア」の概念を前提として、個人が職業能力を作り上げていくこと、すなわち、「関連した職務経験の連鎖を通して職業能力を形成していくこと」と捉えることが適当と考えられる。
 また、こうした「キャリア形成」のプロセスを、個人の側から観ると、動機、価値観、能力を自ら問いながら、職業を通して自己実現を図っていくプロセスとして考えられる。





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